富山市(富山) 与四兵衛山(623m) 2019年3月2日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 13:25 駐車箇所−−13:49 斜面取付−−13:58 尾根に出る−−14:01 与四兵衛山−−14:10 林道−−14:27 駐車箇所

場所富山県富山市
年月日2019年3月2日 日帰り
天候
山行種類残雪期の籔山
交通手段マイカー
駐車場県道が曲がるT字路に駐車スペースあり
登山道の有無南山腹に林道があるが、それより上部には無し
籔の有無ほぼ藪無し
危険個所の有無山頂付近の尾根南側直下は岩混じりの急斜面で通過は場所を選ぶ
使用した冬装備スノーシュー
山頂の展望落葉樹林であまり良くない
GPSトラックログ
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コメント南側の県道から往復。気温が上がる日中に南斜面を通ったため、林道の緩んだ雪に難儀した。山頂付近の尾根直下南側は岩壁帯があり通過ルートは慎重に。尾根上は雪は少なく藪は薄く、林道を歩くより最初に尾根に乗った方が楽だった可能性大。無雪期に登るべき山だろう




県道が左へ曲がる角に駐車 駐車箇所から山頂方面を見ている
杉植林帯は雪が緩みまくり 長靴にスノーシュー(笑)
南斜面には地形図に記載が無い林道あり 昨日か今日のワカン跡
林道分岐登場。右へ スノーシューをデポして急斜面を登る
雪が消えた急斜面を直登 尾根直下は岩が登場
ここから岩稜帯を抜けた 岩が終わっても急斜面
尾根に出たが道は無かった 山頂東側直下
与四兵衛山山頂 山頂の目印か? 飛ばされたゴミか?
人の手が入っているようだ 与四兵衛山から見た桑崎山方面
下山も同じルートで 無事にスノーシューを回収
山頂よりずっと東なら尾根上に安全に上がれる 林道から県道に出る
駐車箇所


 午前中に鳥ヶ尾山に登ったが時間が余ったため、短時間で登れる小さな山を目指すことにした。場所は近場の与四兵衛山。立山駅の西側で常願寺川左岸に位置する。すぐ南側は立山山麓スキー場であり、麓に県道が通っている。ここから往復が最短距離だろう。

 既に富山の下界は杉花粉が飛び始めて車の送風は車内循環モード。すぐにスキー場駐車場を過ぎて県道が左に曲がる箇所に駐車余地を発見。ここから歩きだすことにした。天気は晴で真昼間なので雪は緩んでいる可能性が高く、今朝は出番が無かったスノーシューを持っていく。今回は距離が短いこともあって長靴で歩くことにし、どうせすぐに雪の上を歩くので小さなアタックザックでスノーシューは手でぶら下げて歩き出す。

 県道の反対側ですぐに雪面に入る。長靴でスノーシューを装着するのは初めてだが、ビンディングなので固定は問題なかったが、長靴は登山靴より縦方向の長さが短く、スノーシューのヒールリフタに踵が届かないことが後で発覚した。今回は林道歩きで使用したので問題なかったが、今後は固定方法を考えないといけないかも。

 予想通り気温が上昇して雪が緩んでコンスタントに足首まで潜るし、雪自体が湿って重くなり足が重い。斜面を僅かに登ると地形図に記載されていない林道が登場、ほぼ等高線に沿って西へと伸びている。山頂は西にあるのでちょうどいい。ここから尾根まですぐに上がれる距離だが林道より上の南斜面には雪が少なく、藪は少ないが尾根直上の様子は不明で、もし藪が濃かったらイヤなのでこのまま林道を進んで山頂の真南付近から尾根に突き上げることにした。

 しかし林道の重い雪を歩くのはスノーシューでも苦労した。昨日か今日のものと思われる新しいワカンの跡が残っているが、残念ながらこの時間ではそのトレースを踏んでも全く締まりがなく他と同じように沈む。ワカンの主が歩いた時よりも雪の状態が悪い。

 やがて林道が分岐、左は下っているのでトラバース継続の右へ入る。右手の斜面を見上げながら進んでいくが、地形図でもわかるように尾根直下の傾斜がきつく、岩が見られるようになった。この先はもっとヤバくなりそうなのでスノーシューを林道にデポして植林の急斜面を尾根目指して登ることにした。斜面の残雪は少ないのでスノーシューは不要だ。

 全く雪が無いわけではないので雪の少ない場所を繋げて高度を稼ぐ。上部はかなりの急斜面だが杉の植林がずっと続いている。少なくとも植林可能な傾斜ということだろう。しかし上部は岩が混じるようになり、そこだけは植林が切れて空が明るい。絶壁ではなく大きな岩が重なった状態なので直登できそうだったが、右手に回り込むと岩が切れて地面がつながった場所があり、そこから斜めに這い上がる。

 岩っぽい区間を通過して再び植林帯に入ってもまだ同じような急傾斜がちょっとの間続き、やっと尾根直上に出た。尾根上には道は無いが薮も無く、南側が植林で北側は自然林だった。まだ山頂は西なので先へ進む。山頂直下で南斜面も自然林に変わると薄い根曲がり竹が混じって今までよりは少し藪っぽくなるがまだ藪漕ぎのレベルではなく、これなら無雪期の方が簡単に歩けそうだ。

 僅かに登ってほぼ雪が消えた山頂到着。自然林に囲まれて展望がいいとは言えないが、隙間から大日岳方面や桑崎山方面を見通すことができる。山頂標識を探したが皆無で、枝に引っかかったような色付きの布切れが風にたなびくのみだった。目印なのか、それとも風に飛ばされて枝に引っかかったゴミなのかは不明だ。小さな山だがほとんど登る人はいないらしい。ただしきれいな切り口の灌木が見られたので人が入ったのは間違いない。

 帰りは往路を戻る。林道は帰りも水平なので重い雪に苦労させられる。林道入口にはゲート等は無いので、無雪期なら山頂直下まで車で入れるだろう。ただし、積雪で路面状況は確認できなかったので、普通車で入れるような路面かは不明。舗装かどうかすらも分からなかった。

 車に戻り、濡れたスノーシューとスパッツを干してから買い出しに上市へ向かった。

 

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